活動報告

2017年2月25日(土) 14:00~
場所 吉良町公民館 会議室1
 

講演 『テロ等準備罪=共謀罪について』
藤井成俊 氏(ひまわり法律事務所弁護士、愛知県弁護士会所属)

 

発言 『大学における軍事研究について』
福島雅典 氏 (先端医療振興財団・臨床研究情報センター長)


 
京都大学名誉教授であり、先端医療振興財団 臨床研究情報センターのセンター長をされている福島雅典氏が来てくださりました。
 
テーマは『軍民両用研究とはなにか』ー科学者の使命と責任についてー
安倍政権になってから大学の運営経費の補助は毎年削られ非常に厳しい。そこにもってきて
軍事に協力する大学を募っているようです。もちろんたくさんの補助金付きで。
 
科学者である福島氏はその使命と責任、それが今侵されていく事にとても危機感を持って
おられます。お話は普段聞くことのない様な先端テクノロジーの興味深いものばかりでしたが、その多くは簡単に軍事に利用できるという事で、それはとても恐ろしい事で、際限がないといわれます。
 
アインシュタインはルーズベルト大統領に、原爆をナチスに先んじて開発すべきであると進言しました。その結果、世界は変わってしまいました。
 
福島氏はアインシュタインの苦悩を繰り返してはならないと、涙をこらえながら訴えました。
自身が生涯をかけて取り組んできた科学が冒涜されようとしていて、それを鈍感に過ごす大学、科学者への怒り、その思いが織り交ざり、抑えられなかったんでしょうね。
 
とにかく言わずにおられないという気持ちで、こんな片田舎まできてくださったんでしょうね。その純粋な気持ちに心を打たれずにはいられませんでした。