活動報告

2016年4月14日 学習会 西尾市総合福祉センター

講演 自民党改憲案を読む (1)緊急事態条項とは
講師 愛敬浩二 氏 (名大大学院法学研究科教授)

本日の学習会に参加された梅村さまより感想を頂きました。
 
西尾九条の会 学習会に参加して
 
「西尾九条の会」主催による学習会 連続講座 「自民党改憲案を読む①」を受講して、改めて安部自民党政権の標榜する国家観と、改憲に向き合う姑息な姿勢に多大な危惧を覚えると同時に激しい憤りを感じました。
 
緊急事態条項に名を借りた改憲必要論は一見尤もらしく聞こえますが、
1・自民党憲法草案における当該事項表現に関する著しい危うさ。(拡大解釈の可能性大)
2・ドイツ基本法における「拡大解釈を防ぐ比類なき歯止め」との比較。
3・閣議決定=時の総理大臣の個人判断になる危うさ。
4・緊急事態を憲法で縛ることの危うさ。(法律方式で個別対応が可能。)
 
等、奥に隠された真の意図とその危険性を講師の愛敬先生から明快にかつ体系立てて説明をいただき、改めて自民党改憲案は絶対阻止しなければとの思いを強くしました。
 
「人は、同じ過ちを何回繰り返せば、自らの愚かさに気が付くのでしょう。」一昨年、亡くなった反戦フォークの神とも称される ピート・シーガーが50数年前に歌った「花はどこへいったの」を改めて口ずさみながら、昨今の風潮の中、時を遡ることなくこの連鎖を断ち切るべき時代の役割を担う一員として、世界に冠たる「日本の平和憲法=九条」を守り抜く決意を新たにしました。
 
日頃から、この平和を守るべく活動を地道に展開してみえる「西尾九条の会」の皆様に心より敬意を表するとともに、最大限の応援エールを送ります。
 
平成28年4月14日
梅村 幸夫